学区は、三輪崎、佐野、木ノ川、蜂伏の4区に大別される。 三輪崎区は、東部から中部にかけての海岸線に発達した集落が中心をなし、かつては漁業の中心地として、また交通の要地として隆盛を誇ったものである。しかし、漁業も次第に衰微の一途をたどり、勤め人や商店が増加している。 佐野地区は、昔から生け垣に囲まれた農家の散在する中に、今は住宅が増えつつある。山手には、新翔高等学校があり、付近一帯は住宅化が進んでいる。海岸沿いには、平成7年6月に閉鎖された巴川製紙新宮工場跡地に、大型小売店舗が建設され、地域活性化が見られるが、一方では交通等の問題が生じてきている。 木ノ川地区は、木ノ川に沿った谷間の小集落で農家を営む家庭が多い。最近では、農業も近代化が進み、いちご、柑橘類等の合理的な経営がなされる一方、住宅の増加も目立ってきている。 蜂伏地区は、住宅団地として開発され、個人住宅が次第に増加してきた。現在「県立みくまの支援学校」「老人保健施設」「県立なぎ看護学校」「新宮市立医療センター」などの施設が完成し、県営住宅もあり人口が増加してきている。 近年の交通量の増加から、車輌が狭い道路にも進入することも多い。さらに学区が広く、児童の通学距離が長いため、登下校時の安全面での配慮が大きな課題となっている。 学区内の海岸沿いは、新宮港の開設により豪華客船や材木の輸入による外国船が発着する重要な拠点となっており、港湾施設、公設市場や企業の進出もあり、児童の安全について新たな生活指導も考えなければならなくなった。一方、港湾の国道沿いには、長さ1kmにわたり黒潮公園が設けられちびっこ広場は、家族団らん憩いの場となっている。 また、新宮市は産業の振興と雇用機会の創出に向けて、平成9年度末から始まった佐野湾34.65haを埋め立てる新宮湾第二期整備が完了した。新宮港の整備は、埋立地域の中に働く場所ができるだけでなく周辺の地域での生産活動が活発になり、若い人たちの人口流出の歯止めになるものと期待されている。
和歌山県新宮市三輪崎3丁目6番7号[東経135度58分50秒/北緯33度41分5秒]
※金曜校時(5限終了後終わりの会14:35〜14:50/6限14:55〜15:40)
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