7月10日(月)に校内授業研究会を行いました。3限目から5限目は本校の職員で互いの授業を見合い、6限目には1年数学の研究授業を行いました。2月にも来て頂いた学びの共同体スーパーバイザーの金丸先生に来て頂き多くの示唆を頂きました。
本校の研究主題は『すべての生徒に学びのある授業づくり ~「学び合い」と「聴き合い」を通して~』とし、普段から教材研究や互いの授業を見合う授業研究を行ってきました。
本校の取組は、教員が生徒の実態を把握しながら、全員が身につけてほしい課題(共有課題・教科書の内容)とそれらを使いつつ、これまで学んだことや日常で経験したこと、そして他の生徒からの情報を総合して解いていく課題(ジャンプ課題)を設定しています。一斉授業での教員から生徒への一方的な知識の伝達ではなく、生徒が個々のペースで課題を解きながら、分からない事があったり聞きたいことがあれば、班の仲間に聞くといった学び合いの授業を作ってきました。教員は、教科の専門性を生かした課題の設定や授業の中で学びが止まっている生徒には声をかけ、教科書や仲間とつなぐことをします。また、クラス全体が停滞しているときは、教員が一度引き取って、情報を整理し、再び生徒に戻していく。質問に対して答えを言うのではなく、「なぜそう考えたのか?」「どこまで分かって、どこから分からないのか?」などを聞き、一緒に解き進めるスタイルです。今回は、社会の提案授業でしたがそれぞれが課題に向き合いながら、分からないときは班の友達に聞きながら進めていました。
研究協議では、生徒の学び合っていた様子や課題の適正について話し合い、その後金丸先生に助言を頂きました。