シエナ・ウインド・オーケストラ公演 吹奏楽で巡る世界の音楽

10月3日(金)、本校体育館にて、シエナ・ウインド・オーケストラによる吹奏楽の演奏会が開催されました。

これは、文化庁が推進する「舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)」の一環として実施されたものです。全校生徒に加え、保護者の方にもご参加いただき、日本トップレベルの演奏を間近で鑑賞する貴重な機会となりました。

今回のテーマは「ワールドミュージックツアー!~吹奏楽で巡る世界の音楽~」と題し、アメリカ、フランス、ロシア、スペイン、アフリカ、キューバ、日本と、世界のさまざまな国の音楽が披露されました。

オープニングは、ソウルオリンピックのテーマ曲「オリンピック・スピリット」。軽快なファンファーレで始まったこの曲は、一瞬で観客の心をつかみました。

続いて、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」では、100年前のフランスの首都パリの情景が音で見事に再現され、都会を走るタクシーのクラクションの音まで聞こえてきました。3曲目は、プロコフィエフの童話「ピーターと狼」が演奏され、さまざまな楽器がそれぞれ小鳥やアヒル、ネコなどの登場人物を表現。ナレーションとともに、音楽で物語を楽しむことができました。

生徒も参加! 体験コーナーで一体感

後半には生徒の体験コーナーもあり、キューバで生まれた打楽器「コンガ」を事前に希望した3名の生徒が体験しました。

とっても陽気なリズムーチョさんの指導のもと、「マンボ・ジャンボ」の曲に合わせてコンガを叩き、会場全体が大きな拍手に包まれました。事前に手を挙げてくれた3名にとっては、忘れられない貴重な経験となったことと思います。また、会場の皆さんも手拍子で演奏に参加できたことに大きな喜びを感じていました。

続いて、「みんなで歌おう」のコーナーでは、「旅立ちの日に」を会場全体で合唱。心温まるひとときとなりました。

フィナーレは、日本らしさを表現した「三つのジャポニズム」より「祭り」が演奏されました。吹奏楽のサウンドに、チャンチキや和太鼓といった和楽器も加わり、聴きなじみのあるお祭りの賑やかな音が体育館に響き渡りました。

最高のアンコールで幕

生徒代表として、前期生徒会長の尾﨑君がお礼の言葉を述べ、「私も何かを極めたいと思いました」とプロの演奏を目の当たりにした決意を語りました。

アンコールでは、吹奏楽部の3年生2名と教員2名も共演する形で「星条旗よ永遠なれ」が演奏され、あっという間の1時間半が過ぎました。

生徒の感想

公演後の生徒アンケートからは、非常に高い満足度が得られたことがうかがえます。感想の一部を紹介します。

・聞いたことがなかった曲もあったけど、 とてもという表現では足りないくらいに楽しかったです。 手拍子での参加や、メキシコのリズムーチョさんのコーナーも、 面白かったし、楽しかったです。 貴重な、素晴らしい機会をありがとうございました。
・オーケストラはテレビでは見たことがあったけど生で聞くと迫力が全然違って特に曲の最後に演奏がピタッと終わるのが本当にすごくてずっと楽しめた。
・ピーターと狼の演奏で、音でキャラクターを表しているところがすごかった! 初めて生で声優の人を見た!感情の表現がすごかった!
・今回、初めてオーケストラ鑑賞をして一生に残る思い出になりました。この機会にオーケストラなどを鑑賞してみようと思いました。
・迫力があってすごかった。旅立ちの日にはいつもピアノだけど他の楽器も一緒にやるとめっちゃ綺麗だった。
・すごい迫力だったし、自分たちも歌や手拍子で参加できて楽しかった。
・迫力満点でまたいつか公演を鑑賞しにいきたいと思った。
・ここまで近くでオーケストラを聞いた経験が少なかったので、こんなにも迫力があるんだなと思った。これからは、オーケストラの公演があったら行きたいと思った。

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